となりの音楽家

ひとりごと

ラッスンゴレライ
となりの音楽家のお友達、山の音楽家の小リスさん。10106

 

  いま、若手芸人「8.6秒バズーカ」の演じる?ラッスンゴレライが流行っている。今朝、うちの連れ合いが「あのラッスンゴレライって面白い?私面白さがわからないの」と呟いた。ラッスンゴレライときどき流行るの〈リズムネタ〉は長持ちしない。某大物タレント、○○タケシが某テレビ番組でこれを見て、「学園祭レベル」で面白くないと評価したともネットで配信されていた。

   そのとおり!「さあ、これから面白い芸を見せてもらうぞ!どんな《間》、どんな《落ち》で俺を楽しませてくれるのかな?」と期待している人にとっては、まるでバカにされているような内容だ。
私も初めてラッスンゴレライに接したときは、???しかし、テレビで何度か見かけるうちに、嵌りはしないものの、徐々に心地よくなってきた。そして「この感覚は何だろう?」と自己分析をこころみた。心地よさはどうもリズムにあるようだ。内容は真剣に聞かなくてよい。リズムに心を任せさえすれば、リラックスできて結構心地よい。古くはチャップリンの映画、志村の《ヒゲダンス》でもこんな感覚を味わったように思う。歌の世界では、今、若い世代に大人気のAKB、モモクロなどのパフォーマンスもこの範疇に入るのだろうか?ミュージカルの挿入歌にもこの類の曲が少なからずある。

   

  クラシック音楽の世界でも、考えてみれば《行進曲》、《舞曲》などがある。10106が催すコンサートでよく演奏する《チャッルダッシュ》もこの範囲に入るかもしれない。ただ、クラシック音楽では《乗る》だけでなく、聞かせどころ、聴き所が必ずある。チャップリンの映画、志村の《ヒゲダンス》でもその他の見所が控えている。もちろんAKBやモモクロはカワイイし、(^o^)> ミュージカルにはストーリーがある。ラッスンゴレライを演じてい「8.6秒バズーカ」は今後の展開の展望はあるのか?他人事ながら、心配している。

  そこで、
10106は考える。クラシックのコンサートでも、聴き手にリラックスしてもらうことも重要!ではないかと、、、私の聴衆としての経験では、コンサートの間にずっと緊張して聴いていたら、たいそう疲れる。リズムに乗ってリラックス!メロディーラインに乗ってリラックス!そういう曲、時間帯があってこそ、緊張感に満ちた充実した一時を甘受できる。ドラマ(劇)や映画でもまったく同じ!演奏家は練習すればするほど、すべてに丁寧になりがち。聴き手にリラックスしてもらえる瞬間(とき)をいかに持ってもらえるかも演奏家の気の使いどころ、演奏の機微となるのかも、、、

  皆さんはコンサートでリラックスできる時間と充実感とについてどう感じますか?

  (10106: 2015.3/15)  

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