となりの音楽家の ひとりごと |
楽譜、そして準備 |
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今、10106はカルテットの練習に余念がない。練習曲は、秋のコンサートに披露するチャイコフスキーやブラーム曲など、、、10106が所属するAカルテットは難曲好み!音符をなぞるだけでも難しく、目標は落ちない(演奏中に他の演奏者とずれてしまうこと)、そして止まらないこと!近代フランス音楽や、現代曲ではその目標で精一杯なのだが、古典派やロマン派の音楽ではわずかに余裕が生まれる。そこで、もう少し何とかならないか、作曲家が目指していた音楽に近づけないかとの新たなる欲?が生まれる。贅沢な悩みではあるが、それが無常の快感となっている。 |
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その余裕ができた今、10106の向上心にもう一つ、欲求が生じた。今練習しているチャイコフスキーやブラームの曲は後期ロマン派に分類されている。古典のモーツアルト、ベートーベンのメロディーライン(フレーズ)は比較的長い。前期ロマン派も然り!したがって、次の演奏者へのメロディーの受け渡しは比較的わかりやすく容易である。しかし、後期ロマン派では主旋律、副旋律が複雑に絡み合っている。特にブラームスではいろいろな楽器(パート)が短い間隔で次々と交代しながら、全体としては長いフレーズの旋律を形成することが多く、最も難度が高いのではないかと最近ますます感じるようになった。(まさに難解な純文学作品を読んでいるかのような、、、)われわれのようなアマチュアカルテットにどこまでできるか?かなり高いハードルではあるが、挑戦する価値はありそうだ。 |
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(10106: 2017.6/1) |
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