となりの音楽会

My Neighbor Concert 

となりの音楽会2022 鎮魂と祈り、そして明日

2022年9月19日 秋篠音楽堂(大和西大寺:奈良市)

 

  新型コロナウイルス感染の状況は一進一退、気をもみながら開催を準備しました。結果、残念ながら久し振りに出演を予定していたアマディス・カルテットの出演はかないませんでしたが、せまり来る台風にも負けずに開催しました。とは言っても開演前突然、会場の近鉄百貨店、奈良ファミリーが16時に急遽臨時休業すると決定、予定プログラムの一部を省略せざるをえなかったので少し負けたのかも、、、

 

  10106はピアノの吉田さんの伴奏でブロッホのVidui(懺悔)ポルムベスクの望郷のバラードを演奏しました。プログラムの急な割愛でバッハのシチリアーノは演奏できなかったのですが、その分体力面で余裕もできたのか?そこそこの演奏ができました。ヴァイオリンの響きに感銘したとの望外のお言葉もいただき、10106はいたって満足!吉田さん絶妙な合いの手(来聴者談)?も高い評価をいただきました。ありがとうございました。(^^ゞ

 

  続いて吉田さんがショパンの名曲、ノクターン(遺作)を心を込めて演奏、来聴者の心&そして10106の心にも染みる演奏となりました。

 

   今回はゲストにソプラノの藪田正子さんをお呼びしました。カッチーニのアヴェ・マリアではフルートの来田さんとコラボしました。アレンジは藪田さん自身!藪田さんの優しい歌声にフルートが華やかに彩りを沿えて、来聴者に高評価をいただきました。

 

   藪田さん2曲目はマスカーニのアヴェ・マリア。ソプラノの歌声が秋篠音楽堂ホール隅々まで心地よく響き渡りました。

 

   フルートの来田さんは五木の子守唄の変奏曲を演奏しました。力強く、時にはしんみりと歌いかける演奏は聴衆を魅了しました

 

   Baseの岩井さんは難曲ボッテシーニのエレジーグラナドスの間奏曲をさりげなく、心を込めて演奏しました。コントラバスはその芳醇な音色でとなりの音楽会の来聴者を毎回驚かせています。今回のアンケートでもその様子がつぶさに伝わってきました。

 

  コンサートを精力的に開催している Trio Yuuは用意していたボランのPastoraleは断腸の思いで割愛しましたが、新曲リシュカのXtraとピアソラのブエノスアイレスの秋を演奏。年々完成度が増す絶妙のアンサンブルが聴衆を虜にしました。

 

  今年の最後の全員合奏ではアメージング・グレースを披露。今年はコロナ禍やロシアのウクライナ侵攻など心痛める事柄が多いなか、藪田さんの歌声が会場をやさしく癒やしました。最後は130余名のコアなファン打ち鳴らす盛大な手拍子に支えられ、閉めのチャルダッシュを演奏!いつもより30分早く15時半ごろに演奏を終了、まだまだ聴いていたかったのに。と多くの方に惜しまれながらの閉演となりました最後に今回もこのコンサートに関わり、ご協力いただいた皆様に感謝いたします。合掌!

 


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