となりの音楽会

My Neighbor Concert 

となりの音楽会2021 となりのアンソロジー

2021年9月20日 秋篠音楽堂(大和西大寺:奈良市)

 

  コロナ禍のため2019年以来2年ぶりの開催。感染状況は下降傾向でしたが、東京、大阪などがまだ緊急事態宣言中。奈良ではクラシックコンサートの来場者制限はないものの、今回は広く告知は行なわず、常連のお客様にだけご案内しました。来場者が少な過ぎても淋しいと思いながら開場を待ちましたが、心配をよそに126名の来聴者(昨年の約7割)がありました。

 

  10106はピアノの吉田さんとブラームスのヴァイオリン・ソナタ“雨の歌”を演奏しました。全曲の演奏には30分弱かかります。10106も寄る年波!体力勝負とは予想していましたが、想定以上!演奏後半には足と指が痙攣しましたが、なんとか完奏!その様はまるでマラソンのゴールイン直後のようでした。もうソナタの全曲連続演奏をすることはないと思っていたのだが、コロナ禍の関係からコンサートはプログラムに余裕が生まれ、思い切って挑戦してみました。予想していた通りに散々な結果となりましたが、10106はスッキリ!いたって満足!10106のヴァイオリン・ソナタの全曲公開演奏はこれが生涯最後になったようです。吉田さんご迷惑おかけしました。そしてありがとうございました。(^^ゞ

 

  続いて吉田さんがピアノ・ソロでワルツを優しく、軽やかに演奏、来聴者の耳をホッコリ癒しました。

 

   Baseの岩井さんはグラナドスの間奏曲をエキゾチックにと演奏しました。9歳、最年少?の来聴者ははじめてみるコントラバスの大きさにビックリ!その芳醇な音色に感動してくれたようです。(アンケートから、、、)

 

   フルートの来田さんは映画スターウォーズより レイア姫のテーマを軽やかにかつ華麗に演奏して聴衆を魅了しました。ちなみに、前記の9歳の来聴者は演奏を聴いて、「レイア姫は優しい人と思いました。」と感想をアンケートに書いてくれました。(^^)

 

  コンサートを精力的に開催している Trio Yuuクロード・ボランVagabonde (放浪者)、Affectueuse (情愛深い)を演奏。年々完成度が増す絶妙のアンサンブルが聴衆を虜にしました。

 

  続いて Trio Yuuは最近取り上げているアストル・ピアソラの作品からヴェノス・アイレスの夏をさわやかに演奏。その後ピアソラに目がない10106もヴァイオリンで参加、大曲ディオス・ノニーノ、さらに不朽の名曲オブリヴィオンを披露!ピアソラの世界は聴衆を魅了し虜にしました。

 

   今年はコロナ禍のなか、“となりの音楽会”コアなファン打ち鳴らす盛大な手拍子に支えられ、閉めのチャルダッシュで無事閉幕しました感謝!合掌!

 

  コンサート閉幕後の受付ホール。今回は告知は最小限だったこともあり、来場者は常連さん中心となりました。アンケートの回収率も70%と極めて高く、そのご意見は貴重!今後のコンサートの企画におおいに参考になりました。

 

  受付スタッフと10106。マスク姿がこのコンサート開催時期の状況を分かりやすく伝えています。

   「記念写真はやっぱりマスクをはずして」といわれて、、、今年はコンサート後の打ち上げもなく現地解散!コロナ禍が終息し、マスクも不要、打ち上げができ、そして遠方の友人と会うことのできるいつもの生活が早く戻ってくることを願いつつ、秋篠音楽堂を一人淋しく後にする10106でした。最後にこのコンサートに関わり、ご協力いただいた皆様に感謝いたします。合掌!

 


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