となりの音楽会

My Neighbor Concert 

となりの音楽会2017 ロシアの輝石!チャイコフスキー

2017年9月18日 秋篠音楽堂(大和西大寺:奈良市)

 

  タ、タ、台風が、、、2012年のとなりの音楽会の時は台風17号の暴風雨の中、60余名の熱心なファンの方が来場。驚きと感謝の中、コンサートを完奏したことがあります。今年も台風18号の進路はまさに奈良直撃?あせったものの、台風は関西をコンサート前日に通過、コンサート当日はお天気に恵まれ、多くのお客様に来聴していただきました。

 

  とはいうものの、コンサート前日のリハーサルは暴風雨の真っ只中、移動にも難渋する。クラリネットの柳楽さんは急遽アマディスQの定宿、HTホテルに避難、夕食はホテル内の中華レストランをしかたなく?チョイス。この店の売りは薬膳とのこと。アマディスQが通う横浜中華街では出会ったことのない味!しかし上品かつヘルシーで想定以上においしく、けして若くない皆さんも大満足のご様子。 (^^) 

 

  となりの音楽会、開催当初は10106の家族だけで受付業務をまかなえたが、最近は人手不足、今回は10106の職場のキレイドコロが手伝いに駆けつけてくれました。写真には毎年一つ年を重ねる孫のHとSも、、、

 

  秋篠音楽堂の響きは上質で心地よい!出演者はリハーサルから自分の音に酔う!そして、いつもより1ランク上の音を奏でる。自宅の風呂で歌うかのように、、、

 

  今回のとなりの音楽会のテーマはチャイコフスキーコンサートの冒頭に、10106“感傷的ワルツ”を選んだ。少なくとも表情はきわめて感傷的!いや、悲劇的?

 

  吉田はるみさんはピアノ組曲“四季”から“六月:舟歌”を演奏、その心地よい調べは多くの聴衆を魅了した

 

   アマディス・カルテットはコンサートでめったに演奏されない弦楽四重奏曲第1番を完奏!とくに第2楽章の“アンダンテ・カンタービレ”は多くの聴衆の心に染みいる演奏となった。ようだ。

 



  休憩を挟んで、久し振りに共演したクラリネットの柳楽さんとアマディスQは難曲、ブラームスのクラリネット五重奏曲 第1楽章に挑戦。嵐を突いての前日練習と会食が功を奏したのだろうか?名古屋から遠路聴きに来たMさん曰く“想定以上の演奏”と想定以上の評価をいただいた。

 

  次いで、フルートの来田さんはゴダールのワルツを演奏。軽やかな笛の音はブラームスの暗い雰囲気を一掃!会場に明るさがよみがえった。 (^^)

  コンサートを精力的に開催している Trio Yuuクロード・ボランの3曲を続けて演奏。絶妙のアンサンブルで聴衆を虜にした。来田さんの右側椅子の上には持ち替えて演奏したアルトフルートが輝いている。

 

  今年の全員合奏はチャイコフスキーの代表作、“白鳥の湖”。なじみのメロディーに、しばし聴衆に和みのひと時が流れました。

   今年もシルバーウィークの敬老の日の開催。また、台風とニアミス!もあり、肝を冷やしたものの、190余の熱心なお客様の打ち鳴らす盛大な手拍子に支えられ、閉めのチャルダッシュで無事閉幕しました感謝!合掌!

追記アンケートやリピーターの来聴者から“演奏者がこんなに楽しそうに演奏しているコンサートはない”という言葉をよくいただく。アマチュアのコンサートでは、出演する皆さんのほとんどが内心そのように思っているものの、、コンサート本番では改まったり、緊張感で表情やしぐさに表れてこないのだろうと感じる。プロは仕事、アマチュアは趣味!ではあるのだけれども、音楽に真摯に向き合いつつ、全身で楽しむ!そんな姿勢で日々過ごしたい!との思いを抱きつつ、来年のコンサートに向けて練習を開始する10106であった。

 


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