Top > C++ > コーディング規則

#contents

* はじめに [#d8eca1f0]

** このページの意味 [#za4d934d]
- 忘れないようにメモっておく。
- 自分のコードでこれに違反してたらただちに取り締まる。

** キャメルとは [#i82efb4e]
AbstractList,ObjectInformation,など
単語の頭が大文字にしたやつのこと,らしい。

** POD型とは [#z4599007]
メンバ変数にコンストラクタを呼ぶものがない型がPOD型,と認識している。
//初期化の際に,newを必要としないものをPOD型,と認識している。
//つまり,メンバ変数にクラスのポインタを所持し,
//それをコンストラクタでnewするものは非POD型。

* コーディングルール [#zf8e8e0b]

** クラス [#z695aad5]
非POD型はclassで定義する。
書式は次の通り。

- 公開修飾子はpublic,protected,privateの順番
- 要素の順番
-- typedef
-- static定数
-- static変数
-- static関数
-- メンバ変数
-- コンストラクタ
--- デフォルトコンストラクタ
--- コピーコンストラクタ
--- その他のコンストラクタ
-- デストラクタ
-- メンバ関数
-- 内部クラス・構造体
** 構造体 [#m03db4b4]
POD型はstructで定義する。

** クラス・構造体名 [#zb581415]
キャメル。
** typedef [#v2a2a6c6]
キャメルで。
privateなら + '_' 。

** static定数 [#d2281924]
全部大文字,単語の区切りは'_'。

** static変数・メンバ変数 [#dd7cfbd6]
基本としてprivateに書くこと!
%%小文字から始まるキャメル + '_'。%%
%%private以外なら '_' は除去。%%
''s'' + キャメル。
private以外ならキャメル。

** static関数・メンバ関数 [#o5332c29]
%%小文字から始まるキャメルで。%%
%%privateに記述する場合,頭に'_'。%%
static関数はキャメル。
メンバ関数は小文字から始まるキャメル。

** 内部クラス・構造体 [#tca7969d]
キャメルで。
%%privateなら + '_' 。%%

** 列挙型 [#j1b651ee]
enumのこと。

*** 列挙型名 [#oe1ae345]
キャメルで。

*** 要素名 [#tbee3e6a]
列挙型名 + '_' + キャメルで。

** 名前空間 [#ec304136]
namespaceのこと。
名前空間直下に変数・関数の記述は禁止。

記述順番は次の通り。

タイプ1.タイプ宣言。
- using タイプ名。
- タイプ宣言。
(abc順)

例:
#code(c,){{

namespace ns
{
  using ::Foo;
  class Hoge
  {

  };
}

}}

タイプ2.前方参照
- class タイプ名
- struct タイプ名
(abc順)

例:
#code(c,){{

namespace ns
{
 class Hoge;
 struct Foo;
}

}}
*** 名前 [#t5a1b353]
小文字。単語の区切りにアンダーバーを使ってよい。

** マクロ [#hb2f2367]
定数マクロなら,定数と同じ命名規則で。
%%関数っぽいマクロ( ex. abs() )なら,関数と同じ命名規則で。%%

** インデント [#u228f01a]
%%タブを使うこと。(タブサイズは4)%%
タブは使用禁止。全て半角スペースで表現すること。(環境によって見え方が変わることを防ぐため)
インデントサイズは4。

** 中括弧 [#yec03e00]
中括弧は次のように,縦のラインをそろえること。
ただし,命令が1つの場合は,一行にまとめてよい。

#code(c,){{

void main()
{
  while(1)
  {
  }

}

int getOne(){ return 1; }

}}

** インクルード [#lb8f1088]

*** インクルード順番 [#zcc16dae]
1.システムヘッダabc順
2.ユーザーヘッダabc順

*** インクルードガード [#ed4f928a]
インクルードガードは#ifdefでは書かない。
#pragma once にする。

** ヘッダの形式 [#z470abaf]
1.インクルードガード
2.インクルード
3.前方参照
4.型宣言

** ソースの形式 [#s1a6ea72]
1.実装するヘッダのインクルード
2.インクルード
3.using
4.無名空間
5.ヘッダの記述順に実装

** グローバル変数・グローバル関数 [#x22b7284]
使用しない。

** inline [#u67d7415]
%%inlineキーワードは使用しない。(コンパイラにがんばらせる)%%
書かないといけない場合を除いて使用しない。

** virtual [#c7de0e27]
virtualキーワードは何よりも先に記述する。

** const [#z690ba58]
変数に対するconstキーワードはタイプ名の直前に付ける。

* ファイルルール [#a1d18db2]

** 拡張子 [#q526aa0f]
.h : Cヘッダ
.c : Cソース
.hpp : C++ヘッダ
.cpp : C++ソース
.pch : プリコンパイルヘッダ

** 1タイプ1ヘッダ1ソース [#cc20db25]
1つのヘッダファイル2つ以上の型を宣言しない。
ファイル名には,宣言した型の名前を用いる。
%%また,ヘッダに対応したソースファイルを必ず用意する。%%

** 1名前空間1ディレクトリ [#i242cb19]
1つの名前空間に対して1つのディレクトリを作成する。
ディレクトリ名には,名前空間をそのまま使用する。

** 名前空間.h [#t1fdb843]
次のような感じで,名前空間で公開すべきヘッダをインクルード記述した名前空間.hを設置する。

ディレクトリ構造
 mylib
 +--util.h
 +--util
 |  +--RingBuff.hpp
 |  +--RingBuff.cpp

util.hの中身
#code(c,){{

/** @file @brief utilモジュールの公開ヘッダファイルのincludeを記述する **/
#pragma once

#include <mylib/util/RingBuff.hpp>

}}


* ポリシー [#l61420f9]

** newしたクラスがdeleteする [#hd7e1079]
原則として,newしたクラスが責任を持ってdeleteする。
ただし,FactoryMethodなどで,newしたものを渡すときは例外とし,
その場合はコメントに”必ずdeleteすべし”ということを書くこと。

** 公開するものに略称は使用しない [#d4b64955]
原則として,型名,関数名など
公開するもに略称を使用してはいけない。

** using namespaceは使用禁止 [#b35b9b79]
- hpp/cpp どちらも使用禁止。他のシンボルと衝突する可能性があるため。


    ホーム 一覧 検索 最終更新 バックアップ リンク元   ヘルプ   最終更新のRSS