となりの音楽会 My Neighbor Concert |
となりの音楽会2016 作曲家が究め、遺した音楽の姿
2016年9月19日 秋篠音楽堂(大和西大寺:奈良市)
メンバー全員が還暦を迎えたアマディス弦楽四重奏団はベートーベン後期の彼自身がもっとも力を入れて作った難解な大曲第14番の弦楽四重奏曲を何とか完奏を果たした。多くの聴衆の批判を覚悟していたが、さすが、心優しいとなりの音楽会のDeepなファンの方々からは「ところどころ綺麗なところもあり、長くは感じなかった。」との言葉を頂戴した。 吉田はるみさんは“となりの音楽会”ではじめて取り上げたショパンの名曲ノクターン第21番「遺作」を演奏、その美しい響きは多くの聴衆の心を打った。
また、今回は生で聴くことの少ないテルミンが秋篠音楽堂に初お目見え、喜多さんの魔術師のような動きに操られて醸し出される不思議な響きに心奪われた。
フルートの来田さんはマリリン・モンロー出演の映画でおなじみアーヴィング・バーリン作曲のショーほど素敵な商売はないを軽快に演奏。喝采を博した。 昨年、吉田さん、来田さん、岩井さんで結成、コンサートも精力的に開催しているゆうトリオはクロード・ボランのバロック&ブルーと三木たかし作曲した坂本冬美の十八番、夜桜お七を演奏、絶妙のアンサンブルで聴衆を魅了しました。 今年の全員合奏は宮崎アニメ、風の谷のナウシカよりナウシカ・レクイエム。テルミンの喜多さんはピアニカで共演。 今年もシルバーウィークの敬老の日の開催。今年は台風の多かった年でしたが、ラッキーにもその合間に開催、150余名の熱心なお客様の打ち鳴らす盛大な手拍子に支えられ、閉めのチャルダッシュで無事終了しました。感謝!合掌!
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