MSVC2010を使ってCrossFramework用プロジェクトファイルを作成する方法を説明します。
ここではcrossframeworkディレクトリが c:/ に設置されているとします。
1. 新規プロジェクト作成
- 新しいプロジェクトを作成します。
- Win32 コンソールアプリケーションとして作成します。
- ウィザード画面は次へを押してください。
- 「プリコンパイル済みヘッダー」のチェックを外して「完了」を実行してください。
- (※プリコンパイル済みヘッダーを使う例はややこしいため、ここでは使用しない方法を説明しています。)
- 以上で新規プロジェクト作成作業は終了です。
2. 参照設定
- CrossFrameworkのプロジェクトファイルを参照するように設定します。
- 「ファイル」「追加」「既存のプロジェクト」を選択し、「C:/crossframework/Library/build/library/windows/XBase.vcxproj」を追加してください。
- 作成したプロジェクトを「右クリック」「参照」「新しい参照を追加」からXBaseを追加してください。
- 「構成プロパティ」「C/C++」「全般」「追加のインクルードディレクトリ」に「C:/crossframework/Library/include」を追加してください。
- 「構成プロパティ」「C/C++」「全般」「プリプロセッサ」「プリプロセッサの定義」に「XLIBRARY_DEBUG」を追加してください。
- (*指定するプリプロセッサについて詳しく知りたい型は ビルドバージョン をご覧ください。)
- 以上で参照設定は終了です。
- (*ここではXBaseしか参照設定しませんでしたが、XG3Dなど他のプロジェクトを参照するときも同様に設定してください。)
3. プログラム記述
- 試しにウィンドウを表示させるプログラムを記述します。
- デモのソースコード「C:/crossframework/Library/build/demo/src/XBase/display/Main.cpp」の内容をコピー&ペーストします。
- ビルドして実行するとウィンドウが表示されます。
以上でチュートリアルは終了です。お疲れ様でした。
なお、このプログラムはWindows以外にもMacOSX、iOSで動作します。
その他のプログラムを書く場合はデモのソースコードを参考にしてください。